- 31.2.15 -
協同組合さわやかグループ
鯖江市本町4-10-7
TEL 0778-51-0600 担当・田畑

恒例・情報交換会
早春の情報交換会が、2月14日に越前生そば「ながと」で開かれ21名が参加した。
園幸雄理事長の挨拶に続いて川中清司顧問が経済情勢を解説し、山壁産業株式会社(本社鯖江市神明町・従業員37名)の土谷照起・製造企画部長が会社のものづくりについて発表した。

山壁産業 新製品開発 進む 記念品・家具・豊富なものづくり
山壁産業の新製品は「あなただけのデザイン時計」「名入れの記念品」など、企業のイベントや個人の結婚、米寿など節目に贈るオリジナルグッズだ。 新製品を見た参加者は その斬新さに目をみはっていた。
製造範囲は幅広く木製品、部材加工や完成品をはじめ、店舗の木製什器やガラス製品の加工や表彰、記念品の製造など多岐にわたる。
ネットショップも展開し、自治体の「ふるさと納税」の表彰盾も造った。

経済動向  期待ほど賃金・消費 伸びず
最近の経済・政治動向について、川中清司顧問の説明要旨は次のとおり。 景気の拡大が続き、「いざなぎ」を超え、今年1月で73カ月となった。大企業の内部留保は460兆円に達したが、期待ほど賃金や消費は伸びず、デフレ脱却の道筋は描けていない。
県内景気横ばい 人手不足が足かせ
県内の経済情勢は「穏やかに拡大」しており、個人消費、生産、雇用情勢は全て横ばい。生産では合成樹脂などが回復、医薬品が持ち直した。電子部品関連では高速第5世代移動通信システムの基地局や、仮想通貨に対応するデータセンター向けの需要が急拡大した(財務局発表)。
米中貿易摩擦の影響が広がり、繊維などで中国
の生産拠点を近隣国に切替える動きがみられる。
自動車部品などで海外向けの需要が減少傾向
にある。 眼鏡枠では人員不足などで、OEM生産
受注に対応のおくれがある。  公共工事は堅調
に推移し、請負金額は北陸新幹線関連請負工事
など前年同期に比べ44.5%増加した。

消費税増税10月 景気後退も懸念
消費税が10月から10%に増税され、国民の負担は5兆2千億円増える。先回8%の増税では景気が落ち込み、個人消費やGDPがマイナスした。今回は食品や新聞購読を8%に据え置き、キャッシュレス決済時のポイント還元、低所得者にプレミアム商品券等対策を講じる。だが景気後退も懸念される。増税に備えてレジの改修や請求書の様式変更も必要。早めの対策が望まれる。