- 28.11.11 -

さわやかニュース
                     協同組合さわやかグループ
TEL 0778-51-0600 担当・田畑

 

躍進経営の足跡を語る  ヨシケイ福井・園幸雄社長

11月11日10時からさわやかグループ主催の経営労務セミナーを、

鯖江市の嚮陽会館で開き25名が参加した。

ヨシケイ福井の園幸雄社長(さわやかグループ副理事長)が、

「ビジネス」と題して、

創業から今日までの苦労話を披露し、参加者の感動をよんだ。

28歳で脱サラ 300万円で開業 必死に働らく

勤めていた会社は2千人いた。トップになりたいと28歳で脱サラ。

信用金庫で300万円借りて開業し、

住吉町に建物を建て社名は「すみよし」にした。

借金を返そうと日曜、祭日なしで必死で働いた。

「休みなし」がお客を呼び、元の勤め先から注文が来た。

夕方6時から翌朝まで魚を焼き続け、

納品した帰りに信号待ちしていたら寝てしまった。

3年後に鉄骨2階建に増築した。

大きい夫人の支え

猛烈に働く支えは夫人の協力だった。

妻が夕方、 天ぷらをあげていたら産気づき双子だった。

一生懸命に仕事したごほうびに神様から授かったと喜んだ。

旦那が頑張るのは妻がやかましく言わないこと。

自由に仕事をさせてくれた最良のパートナーだ。

ヨシケイ加盟で刺激 大事な取引密度

ヨシケイとの出会いは昭和54年。全国の情報が入り考え方が変わった。

知りたがり屋で各地の加盟店を訪ね、静岡、名古屋など繁盛していて刺激を受けた。

何事も自分でやないと気が修まらない。

床も磨き拭き掃除もする。早朝に職場を訪れる。

マイクック社に朝5時ごろ行ったら

「あんた誰やの」と言われ、「園です」と言ったらびっくりした。

福井県は人口が少なく鳥取、島根、高知、徳島の次。

だが大事なのは取引の密度だ。

どれだけきめ細かくお客をつくるかだ。

今は福井から舞鶴までのエリアに、毎日3万6千食を届ける。

現在、次の各社を経営する。

(株)すみよし・(有)ランチサービス・(株)マイクック・(有)大八・

(有)アユーズ・ 食(協同組合)・(株)清水会・ラポーゼかわだ。

このほかスバル食品(株)-福井市森行町-をM&Aで取得した。

女性の力活用で成功 -質疑応答から-

質問・ヨシケイには女性が多い、活躍できる本職場つくりのコツは。

答 :女性は家庭を守り子どもを育て、コツコツ働く特性はすごい。

職場でその特徴を活かすには、抱えている悩みを相談する場を設ける。

感情で辞めていくケースもある。

上司には言えないことを打ち明け、スタッフが上司に伝え解決していく。

職場には女性だけでなく男性も加えること。異性が入ると調和が保ちやすくなる。

育児・介護休業法の改正など学ぶ

福井労働局雇用環境・均等室の上野郁室長補佐から、

育児・介護法などの解説があり、さまざまな助成の内容に聞き入っていた。