- 30.11.25 -
協同組合さわやかグループ
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  秋の経営労務セミナー開く

      協会けんぽ 福井支部の取組学ぶ

経営労務セミナーが11月15日嚮陽会館で開かれた。開演にあたり園幸雄理事長が、大型ショッピングセンターを誘致する計画があるようだが、実現すると環境が大きく変化すると思われる。我々中小企業は、これまで以上に業界動向の変化を見極めていく必要があるとあいさつした。

 

インセンティブ制度の導入

はじめに、協会けんぽ桑原康恵クループ長が、協会の現況を説明。協会けんぽでは平成30年度から新たに「インセンティブ(報奨金)制度」を導入した。この制度は、協会けんぽの加入者および事業主の取組や行動を支部ごとに評価し、その結果が上位過半数となる支部についてインセンティブが与えられ、都道府県単位保険料率に反映されるしくみである。なお、福井県の平成30年度 協会けんぽ支部別保険料率は9.98%と全国平均の10.00%を下回っている。

 

限度額適用認定証の利用

白井晴菜スタッフは、限度額適用認定証を解説。この制度を利用すると、窓口での支払が自己負担限度額までとなり、高額療養費(払い戻し)の申請が不要になる。「70歳未満」および「70歳以上75歳未満で標準報酬月額が28万円以上83万円未満の方」が利用できる。認定証の送付には1週間程度かかるため、日程に余裕をもって提出して欲しいという。

 

事業承継のココロ  

続いて、福井県事業承継コーディネーターで竹川充中小企業診断士が、「事業承継のココロ」~会社の将来のために知っておくべきポイント~と題して、なぜ、今事業承継なのかを説明。事業承継3つのパターンを紹介しどうしたら事業承継が成功するかを解説した後、事業承継で活用できる支援施策も紹介した。中小企業に蓄積されたノウハウや技術といった価値を次世代に受け継ぐことが、企業の更なる活性化のために重要である。事業承継には時間がかかる。「気がついたら手遅れ」とならないために、計画的に、時間的余裕をもって取り組むことが大事である。

参加者の川中洋一理事から、次年度の県からの補助金額の質問があったが、本年度と同額が期待できるようである。