- 30.10.26 -
協同組合さわやかグループ
鯖江市本町4-10-7
TEL 0778-51-0600 担当・田畑

  恒例 お食事交流会  

食事しながら交流を深めるお楽しみ会が、秋日和の10月25日正午、鯖江市の「料亭中松」で開催され23名が参加した。

園幸雄理事長のあいさつのあと、女将の佐々木のぞみさんから「和食のテーブルマナー」の中から、「お箸とお椀の扱い方」を学んだ。女将は高校を卒業後、金沢全日空ホテルでサービスを学び、現在「料亭中松」のお座敷を努めている。慣れない作法を学びながら、特製松花堂弁当に舌鼓をうった。

 

実践 食卓作法

箸の作法

箸は、箸袋から取り出し、箸袋はお膳の左側に、「わ」を手前にして縦に置く。箸置きがない場合は、箸袋を千代結びにして代わりにしたり、お膳の縁に掛けて食事中のお膳を汚さないようにする。箸は、箸先の1.5㎝~3㎝を使う。

 

箸の割り方

右手の親指、人差し指、中指で上から取り、右の親指を箸の向こう側より下にする。

扇を開くようにして割る。

 

お椀のいただき方

最初に左手でお椀の縁をしっかりと押さえ、右手の親指と人差し指で蓋の糸底の手前をつまみ、他の指は蓋に添わせる。

「の」の字を書くようにお椀の縁に添ってあける。これは、お椀の蓋に湯気で露がついているので、外にこぼさないようにするための「露切り」という所作である。

いただき終わったら、開けたときの逆の動作でお椀の蓋をするというが、実になんとも面倒な作法である。

 

マナー終了後、園理事長より利休箸の帯の取り方、についての質問があった。

女将からは、この手の質問は最近よく聞かれることだが、どちらか一方をスライドしてとればいいです、との回答をいただいた。

「箸使いを見れば、育ちがわかる」とまで言われるテーブルマナー。和食には食べ方の作法があるので、知らないと恥をかいてしまう場面もある。参加者の山口和子さんは、「正しいマナーを覚えて、自信を持って食事ができるようになりたい」と話していた。